2025年8月にカルトゥージア発祥の地、カプリ島でウエディングセレモニーを行ったモデルの立野リカさん。晴れの日に纏う香りとして白羽の矢を立てたのはカルトゥージアでした。日本ではまだ知る人ぞ知るブランドであるカルトゥージアを選んだ理由を伺った。

「カルトゥージアというブランドを知ったのは、従兄の奥さんから誕生日プレゼントとしてディフューザーをいただいたのがきっかけ。数カ月後のカプリ島での結婚式に彼女たち家族も参加してくれることになっていたので、"今度行くカプリ島の香水ブランドだよ"って教えてくれたんです。ちょうどウエディングセレモニーでつける香水を探していたので、俄然、興味がわいてコンタクトをとったら、お返事が来てカプリ島にある世界一小さな香水製造所にお越しくださいとご案内をいただけたの。
カプリ島の中心街から外れた場所にある工場を訪れ、ファミリーを中心に、専属の職人や技術者たちが一つひとつ丁寧にフレグランスを作り上げている様子を見学し、私も調香を体験させてもらいました。本当に小さな工場でしたが、小さな規模だからこそ目が行き届いていて製品の一つひとつすべてに愛が詰まっていることが感じられ、本当に感動しました。だから、カルトゥージアでウエディングフレグランスを選びたいと思ったのです」。
カルトゥージアの香りをあれこれ試して、ウエディング用にリカさんが選んだのはジェルソミーニディカプリ。パートナーにはメディテラネオを選びました。
「結婚式なのでロマンティックかつフェミニンな香りを探していたのです。カルトゥージアの香りはユニセックスなものがほとんどですが、ジェルソミーニディカプリは甘いお花の香りでどちらかというとフェミニン。香水名にカプリと入っているのも、ウエディングの思い出になるのでいいなぁと。
香りはレモンやベルガモットのシトラスから始まって、ジャスミンやイランイランのフローラルノートが広がり、バニラやムスクの温かみのある香りと重なり合う、このハーモニーが大好きで直感で求めていた香りはこれだ!と決めました。カプリを代表する果実、レモンで始まるのも素敵だし、リラックス効果のあるジャスミンの香りは結婚式当日の緊張をほぐしてくれそうという思いもありました。
夫が心惹かれたのはメディテラネオでした。カルトゥージアを代表するリーフやグリーンティのリフレッシュする香りです。彼はその時期忙しくて、元気が出る香りがよかったみたい(笑)。
今でもこの香りを嗅ぐとカプリ島での結婚式を思い出しますし、夫婦でデートするときにはお互いにウエディングフレグランスをつけたりしています」。

―カルトゥージアの魅力はどんなところだと思いますか。
「小さな香水製造所に見学に行ったときに、パフューマーの方が製造所の前にあるボタニカルガーデンからハーブを摘んで、その香りを試して、"そうそう、欲しかったのはこの香りだ"みたいなことをおっしゃっていて。
カプリ島の太陽の光をたっぷり浴びた天然の花やハーブを使用しているせいか、香りが強すぎず、ナチュラルなんですよね。マスプロダクションな香りではなく、2000年以前はカプリ島以外では出回っていなかったというレアさも好きです。でもいいブランドなのでもっとたくさんの人に知ってもらいたいという気持ちと秘密にしておきたい気持ちがせめぎ合っています(笑)。
カプリ島での結婚式終わりには私も参列した友人もカルトゥージアで、ディフューザーやボディソープ、キャンドルを爆買いしました。あまり強い香りがするのが好まれない日本に住んでいるお友達には、ソリッドパフュームのメディテラネオやフィオーリディ カプリをプレゼントします。強く香りすぎずに、近づいたときだけにふわっと優しく香るソリッドパフュームは日本で使うのにすごくあっているんじゃないかなと思います」。

―普段、フレグランスはどんな時にどんな風に纏っていますか。
「フレグランスは毎日、つける派です。服装やその日に会う人や時間帯に合わせて、纏う香りを選びます。デイタイムなら彼のメディテラネオを借りてつけたり。夜のお出かけならジェルソミーニディカプリを。
この香りに出合うまでジャスミンの香りを選ぶことはあまりなかったのですが、ジェルソミーニディカプリのジャスミンはシトラスとの組み合わせも調和していてすごく爽やかで、特に春から夏にかけての今の季節につけるのにぴったり。ジェルソミーニだけでなく、カルトゥージアのフローラルフレグランスは天然香料の割合が高いせいか人工的な感じがなく、お花屋さんに足を踏み入れたときのようなフレッシュな草花の香りに包まれている心地よさがあるんですよね。
去年、カプリ島のカルトゥージアのお店で知った新しいインテンソコレクションが日本でも発売になりました。グリーンのバジリコの香りがお気に入りです。これは彼にもつけてもらいたい香りだなって思っています。車やお部屋など空間にこの香りが漂っているのも素敵なのでは?と想像しています」。
立野リカさん
モデル。アメリカ・LA育ち。元プロテニスプレイヤーの父の影響でテニスを始め、ジュニア時代には全米ダブルス優勝を果たすなど、アスリートとしての実績を持つ。2012年に日本へ拠点を移し、モデルとしてのキャリアをスタート。178cmの長身と美しいボディバランス、品のある佇まいでラグジュアリーブランドからの信頼も厚い。明るくポジティブな性格で、常に周囲を自然と笑顔にする存在。
Photo: Yuri Adachi Text: Taira Teruno Hair and Makeup: Masaaki Fukugawa
